第04回の基本課題
試験の実施方法
kiso2 コマンドで 「試験」 表示されたファイルは、試験として実施されます。 「試験」 として出題されたファイルもkiso2 コマンド を用いて提出しますが、これらのファイルは試験実施中のみ提出することができます。
試験の実施方法は、以下の通りです。
- 端末(ターミナル)上から、kiso2 コマンドに –start-exam オプションを付けて実行(kiso2 –start-exam )することで試験が開始されます。表示フォントの関係で見にくいかもしれませんが、kiso2 の後にスペースを開けて –start-exam (先頭のハイフンは2つ 「マイナス・マイナス・start・マイナス・exam」) です。
- 試験が開始されると、試験開始のメッセージと共にウェブブラウザで試験用Webページが自動的に表示されます(本試験でないときは科目ページが表示)。
- 試験の実施中は、端末(ターミナル)上で経過時間と残り時間が不定期に更新され、kiso2 コマンドで「試験」表示されたファイルが提出できます。
- kiso2 コマンドで「試験」ファイルを提出する場合は、kiso2 –start-exam で試験を開始した端末(ターミナル)とは別の端末(ターミナル)をもう一つ起動し、その端末で kiso2 コマンドによるファイルの提出を行ってください。
- 試験実施中は、不定期にデスクトップ画面のスクリーンショットが取得されます。
- 試験の残り時間が100秒を切ると1秒毎のカウントダウンが表示され、残り時間が 0 になると kiso2 -start-exam コマンドと共に試験が終了します。
- kiso2 –start-exam コマンドが強制終了された後や、すでに起動している場合は kiso2 –start-exam の再実行が行われます。ただし、kiso2 –start-exam コマンドは、再起動される度に残り試験時間が10分ずつ減るので注意して下さい。
以下の ex04-1.c は「試験」の練習用課題として出題されています。「試験の実施方法」をよく読んで、試験に参加できるようにしておいてください。
現在は、1回の試験時間を5分とし、何度でも試験に参加できるように設定されていますので、繰り返し試験への参加を練習しておいてください。
演習課題 ex04-1.c
次のような処理を行うプログラム ex04-1.c を作成し、kiso2コマンドを用いて提出しなさい。
- int 型変数 $a1, a2$ を定義し、$a1$ に整数値 65を、$a2$ に文字 ’A' を代入する。
- char 型変数 $c1, c2$ を定義し、$c1$ に整数値 66を、$c2$ に文字 ’C' を代入する。
- 定義した4つの変数 $a1, a2, c1, c2$ それぞれについて、その値をint型整数とchar型(文字型)として printf() 関数で出力する。
実行例:
t190900@s01cd0542-160:~/kiso2-2019/ex04$ ./ex04-1 a1 は整数値なら 65 であり、文字なら A である a2 は整数値なら 65 であり、文字なら A である c1 は整数値なら 66 であり、文字なら B である c2 は整数値なら 67 であり、文字なら C である
printf() 関数で char型を出力するための変換指定子は %c です。
演習課題 ex04-2.c
scanf() 関数を使って2つの整数を int 型変数 $a$ と $b$ に読み込み、printf() 関数を使って $\frac{a}{b}$ の値を実数値として出力するプログラム ex04-2.c を作成し、kiso2コマンドを用いて提出しなさい。
実行例:
t190900@s01cd0542-160:~/kiso2-2019/ex04$ ./ex04-2 4 2 4/2 = 2.000000 t190900@s01cd0542-160:~/kiso2-2019/ex04$ ./ex04-2 1 2 1/2 = 0.500000 t190900@s01cd0542-160:~/kiso2-2019/ex04$ ./ex04-2 2 1 2/1 = 2.000000 t190900@s01cd0542-160:~/kiso2-2019/ex04$ ./ex04-2 -3 1 -3/1 = -3.000000 t190900@s01cd0542-160:~/kiso2-2019/ex04$ ./ex04-2 -3 2 -3/2 = -1.500000 t190900@s01cd0542-160:~/kiso2-2019/ex04$ ./ex04-2 0 2 0/2 = 0.000000