WSL と Windows とのファイル共有
WSL上の Ubuntu Linux は Windows10 上で動いているように見えますが、実際にはそれぞれが独立した2つの(あるいは、2つよりもっと沢山の)別々のOSとして動作しています。したがって、それぞれのディスクシステムも独立しており、お互いのファイルやディレクトリも別世界で動作しています。
しかし、それではいろいろと不便なので、WLS には Windows10 と双方のファイルを共有するための仕組みが用意されています。
Windows10 のファイルエクスプローラから WSL2で動作するOSのファイルにアクセスする
エクスプローラーのアドレス欄に \\wsl$ と入力すると、起動中の WSL でインストール済みのOSの一覧が表示され、それぞれのファイルにアクセスできるようになります。 WSLでインストールされた Ubuntu Linux の各ユーザーディレクトリは、/home の下にあります。
WSL2 から Windows10 のファイルにアクセスする
WSL2上のUbuntu などの各OSからは、/mnt 配下に Windows10 の各ディスクシステムが見えます。 Windows10 の Cドライブは、/mnt/c となります。 Windows10の各ユーザーのフォルダは(一般的には)、/mnt/c/Users の下にあります。